住宅選びのコツ!優先度を決めよう

住宅選びでは、デザイン性と機能性の両方からきちんと優先度を確認しなくてはいけません。デザイン性については、内装はもちろんですが外観としても理想的なマイホームにふさわしいかどうかを見ていく必要があります。周囲から浮いていないか、そして防犯的に安全性を確保できる機能性を有しているかは非常に重要です。家族で生活をするときには、大人だけではなく子どもの目線からもそれらが備わっているかの確認を行うことです。

そして、現実的に生活をしていくうえでは必ず内装や間取りに関して具体的に見ていかなくてはいけません。特に、快適な生活空間を確保する意味でも間取りのバランスは最重要のポイントです。
間取りは、紙面や画像上で確認することと現場に行って見ることでは全く印象が異なります。紙面上で見ているときには全く問題がないと考えられるものであっても、実際に現地に行って内覧を行うと違った景色が見えることも多いです。
最も多いのが、生活動線の確保です。キッチンスペースやリビングなどを考えていく場合に、最も重要なのが現実的に人が動くことを想定した生活動線だからです。生活動線が狂っていると、住宅内で移動をするときに強烈な違和感を抱くようになります。デザインが良くても、機能性に劣っていると実感するようになるため、玄関から入ってきてトイレやお風呂、そしてリビングなどに赴くときに不便さを感じます。

また、デザイン性を追求しすぎて必要な機能を見逃していないかもポイントです。これに関しては、収納スペースが挙げられます。実際に、注文住宅などで最も失敗をしてしまう典型的な例として収納スペースを後回しにしてしまって、その空間を確保できないというものがあります。
注文住宅では、家族がゆっくりとしたり行き来が多いリビングやキッチンを中心にデザインや間取りを考えていくことが多い現状です。確かに、リビングやキッチンを考慮して大きな空間にすればデザイン性に優れた内装を作ることは可能です。一方で、不必要な物を片付けることができなくなるリスクも生まれるので、結果的に窮屈な生活を強いられることになります。

住宅選びでは、実際に生活をする前に住居が手渡されることになります。その影響で、想像していたライフスタイルと現状の居住空間に違和感を感じることも少なくありません。そうならないようにするためには、デザイン性と機能性に配慮した空間があるかを真っ先に確認することが大切です。